恐ろしい処置を免れた金曜日

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昨日の仕事は、最悪の人が一人いたけどそれ以外はいいグループだったのです。
最悪の人は一人だけいればもう十分、ちゃーんと一日をぶっ壊します。

アルコール中毒で混乱し、暴力も振るう男性。
患者も患者なら、家族もそれなり。
彼は数週間前にも入院していたそうですが、
先生が言うには、配偶者にも母親にも、危機感もなければ改善しようと言う意識もないのです。
お酒をやめないから肝硬変になって久しいはずなのに
「えー夫の肝臓そんなに悪いんですか?」って今さら言ったそうな。

アンモニアレベルが高いので、ラクチュロースという薬をあげて便とともに排出させるのですが
その薬がらみでね‥

私の前の夜勤は、多分その薬をあげる努力すらしていない。これ確信。

前夜に薬をあげてないということをチャートで知ったドクターが
「薬を飲まないならば、リテンションエネマしなければならない!
 アンモニアを排出しなければならない!」
と言って私に
リテンションエネマ
のオーダーを出しました。

エーーーーーーーーーーーーーーーーーー

攻撃的で暴れるこの患者に
リテンションですか!?
60分間??
無理〜!

いつもチャージナースをしている時にはよく助けてくれる男子の同僚Aくん。
彼がスタッフナースとして勤務に入っていたので、彼に聞いて見ましたよ。

ねえ。
あなた、リテンションエネマ、やったことある?
ドクターのオーダー読んで見たらさ、すごい方法でやれって書かれてるんだけど。

同僚も一緒にオーダーを読んで苦笑い。
こんなの、やったことないといいます。
「しかも、これは‥読んだ感じ、酷そうだネ」
そうでしょ〜〜!!!???

「ドクターに聞いて見なよ。これに使う器具がすごーく高いってことを言ってさ。
もう一回経口でトライしてみて、行けそうだったらこのオーダーなしにしてもらえないかって。
僕、君のために、幸運を祈ってるよ」

この日のチャージにも助け舟を求めました。
チャージは私の顔を見て
「いい?お祈りをしなさい。神に祈るのよ。」
チャージ、使えない‥

このチャージは困ってる日にも困ってない日も、全く使えない人なので
あてにはしてなかったけど‥

ドクターに聞きに行きましたよ。言葉を選んで尋ねると

「それでいいよ。飲みさえすればエネマ無しでいい」

おお!

「でも飲まなかったら必ず、リテンションエネマすること!」

はい。
飲ませます。飲ませますとも。殴られても。

私の努力の甲斐あって
なんとか
飲ませました。
夜勤が飲ませなかったぶんを、朝11時に。
そして午後の予定のも、飲ませたわよ!

午後のドクターとのミーティングで
で、飲ませることできたの?と聞かれたので
はいっ!!!!!!!!
「ま、気持ちはわかるがな」という顔で先生は笑ってました。


そして飲ませたらそのあとは
薬が効いて、それはそれでまた悲惨な事態になるわけですが
ドクターが求めているのはそれだから‥
大爆発必須のリテンションエネマしていたよりは、結果はマシだったはずだから‥

この患者一人(プラス不思議な家族の対応)で、どえらい疲れたわ。

帰宅するよとテキストを入れたら
カボが嬉しそうに
肉じゃが
と返信してきました。

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料理そのものの写真は撮り忘れた!

絹さやの茹でたのも添えてあったけれど
ちょっと違った(笑)
肉が中華の鍋用の赤身の薄切りだったし
メニューボードに自慢げに書いてある「しらたき」じゃなくて
糸こんにゃくだったのは実家もそうだったからいいんだけどね。

肉のチョイスが惜しかった。


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