デイライトセービング/飽和状態

夏時間←→冬時間の移行。
多数の人々に影響が出にくい週末の夜、午前二時にそれは行われる。
夜勤をしてると無視できない、というか
もろに影響される訳である。
去年の10月の冬時間移行の夜、時計の針を一時間戻した日も
やっぱり仕事だった。13時間勤務になり、しんどいけど時間に余裕が有ったっけ。

今回は一時間減って、午前二時が午前三時になり、11時間勤務。
普段はその時間帯はチャートのキャッチアップの時間。
それがなくなる訳で、それはそれできつかったけど
クリニカルリーダーが私に効率的な仕事のアドバイスしてくれるため、
シャドウイングで一緒に行動していてたので
なにかと助けてくれた。

もっとしんどかったのは、昨夜だった。
最初のミーティングで日勤のリーダーから

「フロアーはちょいとヘビーになってるよ。
 混乱してたり、めちゃ要求の多い患者さんが多い。特に東ウイング。」

私はばっちり東ウイング。

「それから、某号室の患者さん急変して、見通しよくないよ」

この人、前夜から私の担当。

患者6名のアサインメントのうち
前夜には混乱してなかった患者さんまで混乱し
混乱3名
いきすぎの要求、痛み止め依存女性1名
精神疾患女性1名
そして
急変の人。

この人はひと月以上前にも入院した事が有り、
その時は私がアドミッションしたので
奥さんもふくめ、名前も顔も覚えていた。

昨日の朝に引き継いで日勤で彼を担当していたJが
「あなたが帰って以後、彼の様子酷くなったんだよ。
今夜、あなたのシフト中に、たぶん亡くなるよ。」
大ベテランの彼女の言った事はあたっていた。

コンフォートケアでバイタルサインも血液検査もせず
痛み止めをあげるだけとうオーダーが出ていたのだけど
深夜過ぎにイヤな予感がしたので
そっと真っ暗な部屋を覗いた。
奥さんもそばで寝ていたので
患者さんには触らず、呼吸の胸の動きと彼の脚が動いたのを確認し
そろそろと部屋を出た。
それから15分もたたずに
部屋のコールベルがついた。
部屋に入ると灯りが点いていて
他の病院の准看護師でもある奥さんが
「彼は行ってしまったと思う」
と、言った。

顔には血の気がない。

冷静に。
呼吸器を外し
心音をチェック。
二人のナースが確認することになっているので
同僚を呼んで一緒にチェックしてもらった。

私にとって、二回目の患者さんの死だ。

皆の投薬も終わって、時間があるタイミングだったのがありがたかった。
奥さんの心のケアもふくめ
心こめて丁寧に送りだすことができたから。
そうしたかったから。



直接の患者ではなかったが
同僚Aの担当した、昨日のフロアでおそらく最もうっとうしかった
我が侭&理屈の通らない男性患者がいた。
部屋のドアを開けっ放しで、前を通るスタッフを
誰彼無く大声で呼び止める。
 「氷。」「あ、それからゲータレードもう一本カフェテリアに注文してきて。」
(ナースを呼びつけて)「さっきのエイドの血圧の量り方がなってない!」(←いいがかり)

私も捕まって、氷を持って行ってあげたんだけど
ベリーウェル!ありがとうハニー♪とか言ってたくせに
その30分後くらいに
部屋の電話からセキュリティーを呼びつけた。STATで!
何か騒いでるなーと思いながら私は私の投薬をしてたんだけど
「チャイニーズ」とか言ってるのが聞こえたんだよね。

あたくしのことでございました〜

さっき中国人女が来て
毒を盛って殺そうとした!
だからセキュリティを呼んだだけだ!
これが証拠だ!
(ペットボトルに紙くず丸めていれたもの)

はあああ?????
この騒ぎのキッカケはワシでっか?
セキュリティもマネジャーも
みんなもう切れる寸前。てか、丁寧に切れてた。

もうそれだけでも疲れてるのに
一緒に働いたエイドも
二人のうちの一人が大ハズレ(おしゃべりが多く、指示に反論したり、すぐに隠れてしまうエイド)
だったから、右へ左へと走り回るあたくし。
担当患者のうちの混乱した人々は更に混乱してベッドによじ登ったり
ここにあった洗濯機と乾燥機は?とか言っている。

朝の5時を過ぎて投薬を始めた頃
ベッドアラームが鳴った。
午後の手術待ちで、高い転倒リスクの患者さんが
もうここに寝ているのは沢山だ!廊下に出る!出せ!と騒ぎだした。
エイドも例によっていずこかへ消えていなくなってる。
シフトチェンジ前のエイド達は、ベッドアラームが鳴っても来ない!電話にも出ない!
そこであたくしが駆けつけるわけだが、頑固な混乱する患者を置いて
その部屋から離れる事は出来ない。

押し問答してなんとかベッドに戻ってもらう、を繰り返し
私も仕事が進まない。
既に日勤がレポート前のミーティングを始めていた6時45分。
それなのに、
さきほど亡くなった患者さんの部屋に入るはずになっていた新しい入院患者が
まさかの、そのタイミングで、救急室から到着。
シフトチェンジ後に来るだろうって言われてたのに。

無理だよ。無理。

今朝はヨロヨロと帰宅、シャワーあびて朝食、その後
マスター寝室のベッドで転がってるヨナちゃんをかまおうと
横になったら最後、いつのまにか爆睡。

昼過ぎに起きていろいろ家の用事をして
なんと、深夜のミーティングのために
夜の11時半にまたもや病院行きである。

「夜勤生活は寿命を縮める」という説、
私には疑う余地はない。

機長のアップルケーキ
cptapplecake.jpg
彼がこれ焼くのは三回目。
リクエストして焼いてもらったのだ。
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