仕事話。 ☆長文&トイレ話につきご注意☆

☆長文すみません&トイレ話有り。ご注意くださいまし☆

昨日のミーティングで教育担当ナースから
 ドクター達とのコミュニケーションはどうしてる?
と聞かれ
ケイラが「いまは、主に私がしています」と答えたのだけど
「そう。 Chachaもどんどんドクターともやりとりしなさいね!」と言われたこともあり
今日は早速ケイラが
「練習ね♪」と
朝いちばんのクリティカルバリューのドクターへの連絡をしてごらんよ、という。
(数値が極端に高かったり低かったりすると、
 ラボラトリからその患者の担当ナースに連絡があるので、
 ナースはそれをドクターに30分以内に連絡入れないといけない事になっている)

英語での電話はもともと苦手なのに
早朝の電話、そして相手はホスピタリストの中で一番ビッグなドクターJとくれば
心臓バクバク膝ガクガクな、ウブなあたくし。

このドクターは
病院の現プレジデントが就任の時、たっての願いで自分で連れてきたドクター。
スタッフの皆はそれを聞いて「え〜、勘弁してよー」と思ったらしいが
会ってみたらとってもいいドクターで、スタッフにもリスペクトのある人だったので皆一安心。

それでも緊張はしますわいな。

 J…Jセンセイ
 あ、あの、二階の チャチャです
 Eセンセイ、あ、いえ、ミセスEのことですけど
 ラブから連絡があり
 あの、クロライド値が 121ということです


「あ そう」と言われて緊張し
あたくし、仕事出来ないナース丸出しの、このセリフをぶっぱなした
 
 どどど どーしたらいいでスカ〜〜!

ドクターJは優しく
「ナトリウム値はいくらある?150? 
心配要らないよ。
私がフロアにこれから行くので、点滴の液体を変更するオーダーを書くからね。」

ふはー。電話オーダー無くて良かった…



昨日から二日間担当していた患者さんのひとりは
60代後半の女性ジャネット(仮名)。
脇腹の痛みは胆石ちゃうか?という疑い。
数年前かなり酷くお酒も飲んだようで、肝臓もダメージしてそう。
精神がちょいと混乱していて
私が引き継ぎを受けたおとといの夜勤ナースもかなり難儀したようだった。
彼女があげた飲み薬も拒否。
おむつブリーフは履いてるけど
下痢気味だから
トイレに行きたがって足が弱いのに無理にベッドから出ようとする。
Ativan(鎮静/抗不安の薬)あげてもダメみたいだったとのこと。
そうしてビビりながらジャネットのお世話を始めた昨日、木曜日の朝。

木曜日の朝は
HIDAスキャン検査に行ってもジャネットは台に乗るのを拒否するし、乗っても動く。
二回目のチャレンジで午後にもういちど連れて行ったけど「やっぱりあかんかった」
と、患者トランスポーターの兄ちゃんがため息ついておった。

それでも点滴は嫌がらずにさせてもらえたし
4時間毎のニューロチェックも、最初は靴下脱ぐのヤダー!と抵抗されたけど
落ち着いてきた二日目の今日はなんでもさせてくれた。

ジャネットの精神が
混乱状態から普段の彼女に戻りつつあった今朝
ジャネットの娘さんが夜勤のナースに
「いつも通りのママになったみたいだから、あなたたちの幸運を祈るわね!」と
意味深なセリフを残して去ったそうで、引き継ぎ時にそれを聞いた私は
正気に戻ったジャネットはいじわるなんだろうか? 
我が儘なのかも? とビビりながら今日のシフトをスタート。

今日の私のもう一人の患者は安定していて
もともとあまり時間をかけなくてもいい人で
なにかと協力的だったし、午後には退院していったので助かった。

ジャネットは頻繁にトイレに行く。
足が弱いからかならずアシストしてあげないと危ない。
旦那さんが付き添っている時間が多いので、時々彼が
「妻のおむつ新しいのにかえてあげて」と呼びにきてくれたり、私がアセスメントや投薬で部屋に入ると
「トイレいく」と言うので助けてあげるんだけど
エイドが居たら一緒に手伝ってもらう。

「良いエイド」であるメーガンが今日はリソースで入っていたので、病室から顔を出したときに
彼女がたまたま通りかかったり
ナースステーションでしゃべっていた他のウイングの気のいい男性エイドに
部屋のドアから「時間ある?手伝ってー!」と声をかけたら
彼らは快くすぐにやってきて助けてくれる。
でも彼らが廻りに居るのはラッキーなとき。
そうでないとき、ジャネットの部屋担当のエイドは呼んでも来ない。
だから一人でやる事になる。

うちの病院のエイドは、そのほとんどが素晴らしいスタッフなんだけど
昨日はダブルハズレを引いたうちのウイング。
その代価は我々三人のナースにかかってくる。
血糖値が急遽必要なときや患者がアシスト必要でトイレから何度も呼んでるときなど

 今日ってさ、必要な時に、どういうわけか、エイドたちは居ないよね?


フロアのもうひとりのナースBともちょっと不満をこぼしあっていた。
輸血だー、ニューアドミッションだー、とバタバタしているのに
エイドが消えたとなると
エイドの仕事にも、ナースの我々が駆けつけなくちゃいけない。
ジャネット担当のエイドはジャネットの血圧が低くてもレポートしてこなかったし、態度もあまりよくない。

ランチの後、ご主人に呼ばれてジャネットの部屋に行き
トイレのアシストをして
汚れちゃったおむつを替えて、彼女をベッドに戻した。

私が居ないとき、ジャネット担当のエイドはトイレのアシストをしても
必要最低限の仕事(汚物のエンプティアウト)しかせず、
座る部分やフタなどがひどく汚れているのに
きれいにしてあげないままで行ってしまう。

ジャネットをきれいにして、ベッドに戻して、シーツ等を整えた後
私がおまるをエンプティアウトし、濡らしたタオルで
汚れがこびりついたトイレのシートやフタを拭きあげてるのをジャネットはじっと見ていた。

それを終えて、手袋を外して手を洗っている私を
ジャネットはやっぱりじーっと見ていて

やがて、はじめて自分から話しかけてきた。

 あなた名前はなんていうの。

Chachaですよ。変わった名前でしょ、日本から来たんですよ。という私に
ジャネットは言った。

 あなたはとってもよくしてくれるね。
 とってもいい子だねえ。心配りをしているね。
 あなたのしてくれたすべてのことに、ありがとう。
 あなたはビッグなナースになるよ。それがわかるよ。

 またこの病院にお世話になる事になったら
 あなたに私のナースになって欲しいよ

今度もまた私のナースになって欲しい、というのは
ナースにとっては嬉しい言葉であるのは言うまでもない。

退勤時間にジャネットに挨拶にいった。

 ジャネット、私は明日は来ないの。
 私が今度仕事に来る頃には退院できててもう居ないだろうね。
 身体に気をつけてね。もう病院で会う事が無いようにね! 
 今度会うのは、ウォルマートかどこかでね!


ジャネットは私の手を握り
 
 You are the best

と言った。

私が、特別良くした訳じゃないのだ。
きっと、エイドとか一部のドクターが
混乱している彼女に敬意を持って接しなかったからなのだ。
エイドは敬意を持たないどころか、失礼でさえあった。
話し方は60代の女性に、というよりは
痴ほうの進んだおばあさんに対するような、ものいい。
それだけでなく、
排泄物のついたおむつを
「げーーーー」と言いながらジャネットの目の前で
汚そうにつまんで持ち上げて私に渡したし。
その時のジャネットはすっかり正気だったので
イヤな思いをしたはずだ。

病院のミッションステイトメントにもデカデカと書かれてある
「敬意」はどこへ行った!といいたくなる輩は、残念ながら居るのだ。



その後
泣きたくなるほど忙しいなか、
ケイラと私の担当に、新しいアドミッションがふたつ。
その内の一人にマグネシアムを点滴してきてーとケイラが言うので
部屋に入ると
なんだか見覚えがある女性。「ミセスB、生年月日言ってください。」と言うと

 あなたの事覚えてるわよ
 2月に、あなたの仕事の初日に、あなたは誰かとシャドウイングしていて
 私の世話をしてくれたよね。
 あなた素晴らしかったわよ。今夜の私のナースになってくれるのね? 


あー!思い出した!
この患者さんはナース。前回どこが悪くて入院になったのか覚えてないけど。
「見覚えあると思ったんです! で、今回は一体どうしたの?」と話しながら
マグネシアムを点滴。(話をしながらも、手が動くようになったのは進歩)
「今日はもう帰るんだけど、月曜日に来る頃にはあなたはもう退院できてここにいませんように!」と
言ったところへ夜勤のエイドがバイタルサインを取りに入ってきた。
「じゃあ行くね。早くよくなりますように、身体に気を付けてね」 
といったら彼女はハグをしてきた。
「あなたはよくやってるわ。素晴らしいわ」


今日はなんなの?
午後に退院させた患者さんを含め
感謝されてばっかり。

カボが自信のない私を元気づけようとこっそり
ホメホメ部隊を雇って私を誉めているのかも

疑いたくなるような
どえらい感謝され、評価された一日でございました

I am just trying to make their life easier.. that's it....
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