Oncology clinic

本来ならばサージカルフロアでの12時間シフトだった金曜日

オンコロジーに興味がある私のため
教育担当ナースとダイレクターがアレンジしてくれたスペシャルアサインメントが出て
8時から4時まではオンコロジークリニックでシャドウイングさせてもらった。

来年以降クリニックが建て増しされるメインホスピタルの建物に引越しして「がんクリニック」から「がんセンター」になってからはどうなのかは分からないが
クリニックが今のように外来である間は、泣かずに済みそうだ。

家族が患者の廻りで悲しみに暮れているフロアの状況とは違って
外来でやってくる人たちは
ニコニコしながら自分で歩いてやってきて
予定されているキモを受けたり
医師かオンコロジー専門ナースプラクティショナーの診察を受ける。
定期検診の場合もあれば、そのままキモを受けたりする。

悲壮感はまるで無し!ファミリードクターにかかるのと同じような雰囲気だ。

通っている患者さんもスタッフも結びつきが強くて
家族のような感じなので
ある日、患者さんが来なくなったり
訃報をつたえ聞いたら、それはもちろん悲しいものだろうけれど
スタッフは、「その場」にいあわせる事はない。

また
オンコロジークリニックは現状のスタイルでは外来の点滴クリニックもかねているので
がん患者以外の人もやってくる。

そのことも手伝って、たくさん来る患者さんを
各スタッフが順番にさばいて
ラボラトリーで血液検査したり、
トリアージして先生の診察に引き継いだり、
点滴をセットしてそのメンテナンスをしたり、
の繰り返し。

アリゾナのがんセンターでボランティアしていたときに出会った
ナースナビゲーターみたいな、患者さんと一緒に伴走していく仕事を、いずれできればいいなと思ってたけど
クリニックではその役目はナースプラクティショナーのメラニーが(彼女がまた素敵な人なのよ〜)兼ねているようで
経験の浅いRNのワタシが
オンコロジークリニックに入ったとして、出来そうな事は
トリアージから始まって、インフュージョンどまり。

うーん、なんていうか、自分の姿がそこに見えない。
実感がわかないっていうのかな。
クリニックのスタッフが持っている、患者さん達との個人的な気持ちのつながりが私には無いからかもしれないのだけどね。
救急室に居た時もそうだったけど、
やって来ては、すぐ他のフロアなり自宅なりへ去って行く患者さんたちを、
言い方は悪いけどあえて言うと「数をさばいてる」感じがあった。それに似てる。

でも
サージカルフロアにいるときは
看護してるぞーという感覚がある。
自分が退勤するときは、次のナースに引き継いで
また翌日、出勤したら患者さんがそこにいて
流れがつながってる感があるのよね。

頭の中はぐるんぐるん。
あたくし一体
どこへ行けば良いのだ。

幸い、7月まではまだ悩む時間があるので
先輩達に相談しながら決めようと思う。

私がこんなにフワフワ決めかねていて
わたしの為を思っていろいろアレンジしてくれてる上司の皆さんに申し訳ない気分。

実習のあとは
4時に病院にもどってサージカルフロアで7時まで勤務した。
クリニックから病院までは道を一本隔てた、車で30秒(笑)の距離だが
先輩ナースが「外は寒いから乗っていきな」って車で送ってくれた!
この病院の人たち、だれもかれも、優しすぎる。
彼はニューヨーク市の出身ということもあって、実習中にちょっとおしゃべりが弾んだのだけど
この人はオンコロジーに情熱をもやしてこの道一筋。
もとファーマシーテクである彼は「キモの薬のすごさに惹き付けられたから」オンコロジーやりたかったんだそう。

フロアに戻ってからは3時間で退勤時間ということもあり
自分の患者は持たないで、同期のセーラの手伝いをしながらすごしたわけだが
…セーラの指導ナースから、あたくし、嫌われてるかもしれない?
という
微妙な空気がながれる中、7時まで乗り切った。

デカデカと名前を書いたお水のペットボトルを
うっかりナーシングステーションに置いたまま、帰宅。
ああ…サージカルフロアは今日で最後なのに
印象悪くするなあ…

photo (3)
白いセーターの天使エルシー(過去記事☆)が
先週の水曜日に私達宛にくれたお花のカード。
そのお花もそろそろ枯れかけてきていて、時間の経過を思い知らされる。
しっかり覚えておきたいから、フロアを去る前に写真に撮って来た
elsiecard.jpeg
役目を終えたお見舞いのお花にカードを添えて置いていってくれたものだと私は勝手に思っていたが
実は彼女はわざわざお礼のお花を注文して届けてくれたのだった。



帰宅してメイルボックスを開けたら
おとうたまからの小包の不在通知が入っていた!
うまいと実家の近所でブームの
佃煮を送ってくれるという事だったのよ。
わーい。

郵便局へ早速、受けとりに行かなくちゃ。
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